まだまだ不動産価格が上昇していると言われておりますが、個人的な感覚では、都心部やその周辺はその傾向は続いている気もしますが、地方・郊外ではこれまで売れていた価格帯の不動産が売れ残っている現象も多く見受けられる。建築資材や人件費等の高騰による建築費等の高騰、アスベスト事前検査等も加味した解体費の高騰などで、上物有の土地は解体費控除による価格減少、新築住宅は建築費等高騰による価格上昇。そこに、金利の上昇に増税なども影響して購入層にブレーキがかかってきている印象が強い。空家等の査定依頼や相談は増えていますが、その際に調べる取引事例や売出事例を見るとその傾向が強い。都心部の利回りの良い高額な投資物件の売買は好調だと思いますが、それ以外は今後はそのブレーキが進んでくる可能性があるのではないかと思う。これからは、全体的に見るのでなくその不動産毎にしっかり見ていかないと、不動産価格上がっているから高め査定でとか高く売り出しましょうと安易にするとその波に飲み込まれてしまうかもしれない。