空家は、以前は、建物の具合、築年数などで、空家再生か解体するか選択でした。
今もそれは変わりませんが、技術も進歩しているのか旧耐震基準(※)や老朽化が
著しい戸建でも、前者は耐震補強工事をし後者はリノベーションなどして空家再生している
案件を多く目にします。特に、耐震補強工事ができる場合に工事をすることで
一定の税制優遇が受けられるし、耐震補強されたことの安心感などメリットが
あります。
このようなこともあって、土地(上物有)として販売していたり販売せざるを得なかった
物件も、解体して再建築等でなく、既存の空家を再生して利用できるなら購入できるなど
購入層の拡大に繋がっています。
郊外など地域によっては、更地では検討できないが古家があればリノベーション等をして
住んだり、賃貸に出したり(投資)することができるとのことで検討して頂ける方も
増えており、これから益々起こるだろう空家問題の解決の一役になれば良いなと思います。
※旧耐震基準=昭和56年5月31日までの建築確認において適用されていた耐震基準で、
震度5程度の地震で損傷しないことを検証。
※新耐震基準=昭和56年6月1日以降の建築確認において適用されている耐震基準で、
震度6,7程度の地震でも倒壊しないことを検証。